ノートPCを買い替える前に、足せるもの

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遅い・使いにくいの原因が本体とは限りません。数千円で解決する範囲を先に潰します。

ノートPCに不満が出たとき、買い替えは最後の選択肢です。十数万円を使う前に、数千円で解決する範囲を潰しておくと、結果的に安く済みます。

不満の種類ごとに書きます。

「遅い」と感じる場合

ストレージの空き容量

空き容量が1割を切ると、多くのPCで動作が落ちます。まずここを見てください

  • 不要なファイルを消す、外付けに逃がす
  • クラウド同期のフォルダをローカルから外す
  • それでも足りないなら、外付けのSSDを1台

常駐ソフト

起動時に立ち上がるソフトを減らすだけで、体感が変わることがあります。無料です。

メモリ・ストレージの増設

機種によっては、メモリやSSDを交換できます。分解できる機種かどうかで選択肢が変わるので、型番で調べてみる価値があります。近年の薄型機は基板直付けで増設できないことが多いです。

ここまでやって遅いなら、本体の性能の問題です。買い替えの検討に入ります。

「画面が狭い」場合

外部モニターを足すのが、一番費用対効果が高い改善です。

ノートPCの13〜14インチで作業を続けるより、27インチを1枚足すほうが作業効率は明確に上がります。価格も、本体の買い替えに比べれば桁が違います。

出先でも画面を増やしたいなら、モバイルモニターという選択肢もあります。

「首と肩が痛い」場合

ノートPCは、画面とキーボードが一体なので、構造的に姿勢が悪くなります。画面を目の高さに合わせると、キーボードが高くなりすぎる。これは調整では解決しません。

解決策は、画面とキーボードを分離することです。

  1. ノートPCをスタンドで持ち上げて、画面を目の高さに
  2. 外付けのキーボードとマウスを机に置く

これだけで姿勢が変わります。スタンドは数千円、キーボードとマウスも数千円から。十数万円の買い替えより先に試す価値があります

入力機器の選び方はキーボードとマウスは、スペックより先に決めることがあるに、手首の痛みが理由ならトラックボールという選択肢もあります。

「ポートが足りない」場合

薄型のノートPCは、USB-Cが2つだけ、といった構成が普通になりました。

  • 持ち歩くなら、薄型のUSB-Cハブ
  • 机に固定するなら、ドッキングステーション

違いと選び方はUSB-Cハブとドックは、何が違うのかにまとめました。机側をドックにすると、帰宅してケーブル1本挿すだけで作業環境が復帰します。

「バッテリーが持たない」場合

バッテリーは消耗品です。数年でへたります。

  • 交換できる機種かを調べる。メーカー修理で交換できることがあります
  • できない、あるいは高いなら、モバイルバッテリーで延命する手があります。45W以上の出力があれば、多くのノートPCを充電できます(45W級大容量クラス
  • 電源のある場所で作業することが多いなら、そもそも困らないこともあります

「音が悪い」「会議で聞き取りづらい」場合

  • 自分が聞く側PCスピーカーを足すと明確に変わります。2,000円前後から
  • 相手に聞こえる側 → マイクとの距離が原因です。有線イヤホンのマイクを使うだけで改善します

順番はオンライン会議で印象が変わるのは、カメラより音とライトにまとめました。

買い替えたほうがいい場合

ここまでの対策で解決しないのは、次のケースです。

  • OSのサポートが終了している。 セキュリティ上のリスクなので、これは買い替え理由になります
  • CPU性能が足りない。 動画編集やコンパイルのように、計算量が本体性能に直結する作業
  • 物理的な破損。 ヒンジ、キーボード、画面。修理費が本体価格に近いなら買い替え
  • 持ち歩くには重い。 これは周辺機器では解決しません

買い替えるときの考え方

  • 今の不満を書き出す。 「なんとなく遅い」ではなく、具体的に何が遅いのか
  • 周辺機器は使い回せる。 モニター、キーボード、ハブ、充電器は次の機種でも使えます。だから先に買っても無駄になりません
  • 古い機種の行き先を決める。 データ消去と手放し方は買い替えたあと、古いガジェットをどうするかに書きました

周辺機器から手を付けると、本当に買い替えが必要かどうかの判断材料が得られます。そして、その周辺機器は次の本体でも使えます。順番として損がありません。

価格を記録しているものでは、ノートPCスタンドが4,000円台、テンキーレスのキーボードが1万円台、静音の入門キーボードが3,000円弱です。合計しても本体を買い替える金額には届きません。