ガジェットが壊れる原因は、だいたい4つ
熱、力、水、ほこり。予防の方法も、この4つに対応しています。
製品ごとの故障ではなく、壊れ方の共通点を並べます。原因が分かれば、予防も決まります。
1. 熱
一番多い原因です。
何が起きるか
- バッテリーの劣化が加速する
- 半導体の寿命が縮む
- 樹脂とゴムが変形・変質する
熱くなる場面
- 充電しながらの高負荷作業(ゲーム、動画視聴、書き出し)
- 夏の車内、直射日光の当たる窓際
- 通気口をふさいだ状態での使用(布団、ソファ、閉じた収納)
- ハブやドックで映像出力と高速転送を同時に行う
予防
- 充電中は触らない。急ぐときほど置いて離れる
- ケースを外して充電する
- 通気を確保する。 ノートPCはスタンドで持ち上げると底面の吸気が改善します
- 車内に置かない
2. 力(曲げ・引っ張り・落下)
何が起きるか
- ケーブルの断線。 根元(コネクタの付け根)から起きます
- ヒンジの破損
- 端子の変形
起きる場面
- ケーブルをきつく巻く、8の字に折る
- 挿したまま機器を動かす(端子に横方向の力がかかる)
- 充電しながらスマートフォンを使い続ける(コネクタに角度がつく)
- カバンの中で圧迫される
予防
- 緩い輪で巻く。 結束バンドで締め上げない
- ケーブルは根元に力がかからない長さを選ぶ
- L字コネクタを使う(狭い場所では有効)
- 耐久性を明記したケーブルを選ぶ
3. 水(湿気・汗・こぼし)
何が起きるか
- 基板の腐食(すぐには壊れず、数か月後に症状が出ることがあります)
- 端子の接触不良
- カビ
起きる場面
- 飲み物をこぼす
- 運動中の汗(イヤホン、ウェアラブル)
- 梅雨〜夏の湿気での保管
- 結露(冷たい場所から暖かい場所へ移動したとき)
予防
- 飲み物を機器の近くに置かない、あるいは蓋付きの容器を使う
- 汗をかいたら、その日のうちに拭く
- 保管は湿気の少ない場所で、乾燥剤と一緒に(保管の話)
- こぼしたらすぐ電源を切り、24時間以上乾かす
4. ほこり
何が起きるか
- 放熱が悪化して、1(熱)につながる
- 端子の接触不良
- コンセント周りのほこりは、トラッキング火災の原因になります
起きる場面
- 掃除しないまま数年
- 床置きのタップや機器
- 家具の裏の見えない場所
予防
- 3か月に一度、エアダスターで吹く
- 空気清浄機やサーキュレーターのフィルター・羽根を洗う
- コンセント周りのほこりを取る。 これは火災に直結します
- 電源タップは床に置かず、天板の裏に固定する
寿命として受け入れるもの
上の4つとは別に、使い方に関係なく寿命が来る部品があります。
- バッテリー。 充放電の回数で劣化します。2〜3年で再生時間が半減するのは正常
- ガススプリング。 モニターアームのバネはへたります
- スイッチ。 マウスのクリック、キーボードのキーは摩耗します
- フィルター類。 消耗品です
交換できるかどうかを買う前に見ておくと、寿命が来たときの選択肢が変わります。
壊れたときの手順
- 返品期間内なら、購入先へ
- 期間を過ぎたら、メーカー保証(シリアル番号と購入証明が要ります)
- 分解しない。 保証対象外になります
予防のまとめ
| 原因 | 予防 | 頻度 |
|---|---|---|
| 熱 | 充電中に触らない、通気を確保 | 日常 |
| 力 | ケーブルを緩く巻く、根元に力をかけない | 日常 |
| 水 | 飲み物を離す、汗を拭く、湿気を避ける | 日常 |
| ほこり | エアダスター、フィルター清掃、コンセント周り | 3か月に一度 |
日常の3つは習慣で、ほこりだけが「決めた時期にやる作業」です。年間メンテナンス表に季節ごとの項目をまとめました。
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