届いたものが不良だったときに、まずやること
返品期限、メーカー保証、購入証明。順番を間違えると使える手段が減ります。
ガジェットは初期不良の割合がゼロにならない分野です。届いた直後に動かない、数週間で症状が出る、といったことは起こります。
そのとき困らないように、手段の順番を書いておきます。
届いた日にやること(5分)
これをやっておくかどうかで、後の交渉が変わります。
- 開封時に、外箱と同梱物の写真を撮る。 欠品や破損の証明になる
- 通電して、主要な機能をひと通り試す。 充電器なら全ポート、モニターなら全端子、イヤホンなら左右とノイズキャンセリング
- 納品書・注文番号を保存する。 メーカー保証の申請でほぼ必ず求められる
特に多ポートの充電器やハブは、使わないポートの不良に気づくのが数か月後になりがちです。全部挿して確認するのは最初の5分だけです。
症状が出たら、まず販売元の返品
購入から日が浅いなら、メーカーではなく購入先が最短です。
- Amazonの通常商品には返品受付期間がある。期間内なら手続きが早い
- 「初期不良」を選ぶと、同一商品の交換か返金かを選べることが多い
- 出品者出荷の商品は、出品者とのやり取りが必要になる
順番として、返品期間が残っているうちは販売元。期間を過ぎたらメーカー保証、という切り替えで考えると分かりやすいです。
返品期間を過ぎたら、メーカー保証
メーカー保証は、購入日から一定期間(多くは1〜2年)です。申請に必要なものは、だいたい共通しています。
- 購入証明(注文履歴のスクリーンショット、納品書)
- 製品のシリアル番号(本体や箱に記載)
- 症状の説明と、できれば動画
ここで効くのが、最初に撮った箱の写真です。シリアル番号は本体の見えない位置に貼られていることがあり、組み付けたあとだと読めないことがあります。
ブランドによっては、Webフォームからの申請で返送不要のまま代替品を送る運用をしているところもあります。窓口の対応品質は、そのままそのブランドを選び続ける理由になります。
延長保証を付けるかどうか
有料の延長保証は、修理費が本体価格に近い製品でだけ意味があります。
- 付ける価値があるもの → 大型モニター、高価なノートPC。物理的に壊れると修理費が高い
- 意味が薄いもの → 数千円の充電器やケーブル。壊れたら買い替えたほうが安い
- 判断が分かれるもの → バッテリー内蔵機器。多くの延長保証は消耗(自然劣化)を対象外にしているので、肝心のバッテリーへたりには使えない
保証の対象範囲を読まずに付けると、いざというときに対象外です。「自然故障のみ」か「物損も含むか」だけは確認してください。
リコールと自主回収を見逃さない
モバイルバッテリーは、発熱や発火を理由とした自主回収が定期的に出る分野です。対象になった場合、使い続けるほうがリスクです。
- 購入したメーカーのお知らせページを、年に一度は見る
- 型番とロット番号で対象かどうかが決まる。本体のラベルを確認する
- 対象なら、多くの場合は無償交換か返金の対応がある
膨らんだ電池をそのまま使うのは危険です。処分の手順はモバイルバッテリーの寿命・膨らみ・捨て方にまとめました。
やってはいけないこと
- 分解してから相談する。 ほぼ確実に保証対象外になります
- レビュー欄で不具合を訴える。 メーカーは見ていますが、そこは交換手続きの窓口ではありません。時間の無駄になります
- 箱をすぐ捨てる。 返品では元の箱が必要なことがあります。最低でも返品期間が終わるまでは取っておく
買う前にできる予防
- 販売元と出荷元を見る。 メーカー直販かAmazon出荷なら、手続きがはっきりしている
- サポート窓口の有無を見る。 日本語窓口があるか、フォームだけか
- レビューで「不良だったが交換してもらえた」を探す。 星の数より、この一行のほうが情報量があります
不良率ゼロの製品はありません。壊れたときに手間が少ないかどうかまで含めて、価格を比べてください。
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