消費電力の「W」を読むと、分かること

読みもの

家電やガジェットの消費電力の見方。電気代の計算、コンセントの上限、ポータブル電源で動くか。

家電やガジェットの仕様には、「消費電力 39W」のように、W(ワット)で消費電力が書かれています。この数字を読めると、いくつかのことが分かります。

1. 電気代

電気代は、次のように計算できます。

消費電力(W)÷1000×使う時間(時間)×電気料金の単価(円/kWh)

例えば、39Wの空気清浄機を1日8時間、30日使うと、約9.4kWh。単価を31円とすると、約290円です。詳しくはガジェットの電気代は、どこで効いてどこで効かないかに書きました。

2. コンセントの上限

コンセント1口(壁の1か所)から取れる電気は、合計1500Wまでです。

家電 消費電力の目安
ドライヤー 1200W前後
電子レンジ 1000W以上
セラミックヒーター 1000〜1200W
空気清浄機 数十W
PC 数十〜数百W

ドライヤーとヒーターを同じタップで使うと、上限を超えます(電源タップは消耗品)。

3. ポータブル電源やUPSで動くか

ポータブル電源やUPSの出力(W)が、家電の消費電力より大きいかを確認します。また、容量(Wh)÷消費電力(W)で、何時間くらい動くかの目安が分かります(UPSの選び方)。

4. 変圧器で使えるか

海外で使う変圧器にも、使える消費電力の上限があります(変圧器が必要になる機器)。

「最大」と「定格」

仕様の数字は、最大のときの値のことがあります。ふだんの使い方では、それより小さいことが多くあります。スマートプラグで実際の消費電力を測ると、正確に分かります(スマートプラグで、できることとできないこと)。

買わなくていい場合(消費電力を理由に買い替えることを)

  • 使う時間が短い家電
  • 電気代の差が月に数十円
  • 買い替えの費用を取り戻すのに何年もかかる

消費電力の数字は、電気代よりも、安全に使えるかを判断するときに一番役立ちます。