UPS(無停電電源装置)は、何を守りたいかで選ぶ
正弦波と矩形波、容量の計算、バッテリーの寿命。家庭でUPSが役に立つ場面。
UPSは、停電したときに、しばらくの間電気を送り続ける装置です。家庭では、PCのデータを失わないため、ルーターやNASを止めないために使います。
守りたいもので選ぶ
| 守るもの | 必要な出力波形 | 例 |
|---|---|---|
| ルーター、ONU | 矩形波でも可 | APC BE425M、CyberPower SL550UJP |
| NAS | 正弦波が安心 | APC BR550S-JP E |
| デスクトップPC | 正弦波 | オムロン BY35S、CyberPower CP1200 |
最近のデスクトップPCの電源は「アクティブPFC」という回路を持っていて、矩形波のUPSでは停電したときに正常に動かないことがあります。PCを守るなら正弦波を選びます。
容量の計算
守りたい機器の消費電力(W)を足します。UPSの容量のW(VAではなく)が、それを上回るようにします。
- ルーター+ONU:20〜30W程度
- NAS:30〜60W程度
- デスクトップPC+モニター:200〜500W以上
容量に余裕があるほど、停電してから使える時間が長くなります。
何分もつか
家庭用のUPSは、数分〜十数分が目安です。長時間の停電に備える道具ではなく、保存してシャットダウンする時間を作る道具です。長時間の停電には、ポータブル電源のほうが向いています(停電に備える構成を、段階で組む)。
バッテリーの寿命
UPSのバッテリーは、数年で交換が必要になります。交換用のバッテリーの価格と入手しやすさも、選ぶときに確認してください。
自動シャットダウン
USBでPCとつなぐと、停電したときに自動でシャットダウンする設定ができる製品があります。
買わなくていい場合
- ノートPCだけ(バッテリーを内蔵しています)
- 停電がほとんど無い地域で、データはクラウドに保存している
- 長時間の停電に備えたい(ポータブル電源を)
雷の多い地域や、NASを常に動かしている家ほど、UPSの効果ははっきりします。
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