ゲーム機をPCモニターにつなぐとき、確認すること

読みもの

映ったのに音が出ない、120Hzにならない。原因はだいたい端子と設定です。

PS5やNintendo Switchを、テレビではなくPCモニターにつなぐ構成は珍しくありません。応答が速く、机の上で完結し、テレビより安いこともあります。

ただし、テレビにつなぐのとは違う問題が出ます。

1. 音が出ない

一番多いトラブルです。テレビと違い、PCモニターにはスピーカーがない、あるいはおまけです。

解決方法は3つ。

  • モニターの内蔵スピーカーを使う。 音は出ますが、期待しないでください。どの価格帯でもおまけです
  • モニターのイヤホン端子から出す。 HDMIで来た音をモニターが出力してくれます。PCスピーカーやヘッドホンをここにつなぐ
  • コントローラーのイヤホン端子を使う。 PS5なら、コントローラーから音を出せます

モニターに音声出力端子があるかを、買う前に確認してください。ない機種もあります。

2. 120Hzにならない

PS5の120Hz出力には、条件があります。

  • モニターが120Hz以上に対応している
  • HDMI 2.1に対応している(解像度と組み合わせによっては2.0でも可)
  • ケーブルが対応している
  • 本体側の設定でオンになっている
  • そのゲームが120Hzに対応している

このどれかが欠けると出ません。付属のHDMIケーブルが最上位規格とは限らないので、ケーブルは疑う価値があります。

Switchは最大60Hzなので、高リフレッシュレートのモニターを買っても、この点では意味がありません。

3. 解像度が合わない

  • PS5は4K対応。 4Kモニターなら4Kで出ます。WQHD(2560×1440)は、機種によって扱いが変わることがあります
  • Switchは最大1080p。 4Kモニターにつなぐと、引き伸ばして表示されます。27インチの4Kに1080pを映すと、そこそこ粗く見えます

Switchが主なら、27インチのフルHDや、フルHDのゲーミングモニターのほうが素直です。

4. 遅延(表示の遅れ)

モニター側の画像処理が入ると、操作から表示までに遅れが出ます。

  • モニターのメニューでゲームモードを探してオンにする。処理を減らして遅延を下げる設定です
  • HDMI VRR(可変リフレッシュレート)に対応していれば、そちらもオンに
  • これらは初期状態でオフのことがありますモニターを買ったらやる設定

5. HDRの扱い

PCモニターのHDRは、明るさが足りないとかえって眠い絵になります。

  • 高輝度のMiniLEDや有機ELなら効果があります
  • 一般的なIPSパネルなら、オフのほうが自然に見えることが多いです

ゲーム機側とモニター側の両方に設定があるので、両方を合わせる必要があります。片方だけオンにすると、色がおかしくなります。

用途別のモニター選び

PS5で、競技性の高いゲーム

PS5で、映像の綺麗なゲーム

  • 4K対応、できれば有機ELかMiniLED
  • 暗いシーンの多いゲームでは、黒の沈み込みが体験を変えます
  • 4K有機EL4K160Hzが候補です

Switch中心

PCと兼用する

  • 入力切り替えが楽かを見てください。ボタンを何回も押すタイプだと、毎回のストレスになります
  • HDMIが2つ以上、あるいはHDMIとDisplayPortの両方があると、挿しっぱなしで切り替えられます
  • 作業用の27インチWQHDクラスなら、PCとゲーム機の両立がしやすい構成です

机に置くときの注意

  • 距離が近すぎる。 テレビと同じ感覚で大画面を選ぶと、机では近すぎます。27インチなら60〜70cmが目安です
  • 高さ。 見下ろす配置は首に来ます(高さの合わせ方
  • ゲーム機の置き場所と放熱。 縦置きか横置きか、吸気口を塞がない場所を確保してください

買い時

モニターは大型セールでの下げ幅が大きい分野です。ゲーム機の本体セールとは時期が違うので、別々に狙うほうが効率的です。

そして、ゲーム機に合わせて過剰なスペックを買わないことです。Switch用に4K240Hzを買っても、出せる映像は変わりません。ゲーム機側の上限を先に確認してください。価格の記録はモニターのカテゴリにまとめています。