イヤホン端子がない機種で、有線イヤホンを使う

読みもの

変換アダプタには2種類あります。安いほうを買うと、機種によっては音が出ません。

スマートフォンから3.5mmのイヤホン端子が消えて久しいですが、有線イヤホンを使いたい場面は残っています。

  • 電池切れを気にしたくない
  • 遅延がないほうがいい(動画編集、ゲーム、楽器)
  • 飛行機の機内エンターテインメント(こちらは3.5mm側の話)
  • 会議で確実に音を出したい

USB-Cから3.5mmへの変換アダプタを使うことになりますが、2種類あることを知らずに買うと失敗します

2種類の変換アダプタ

1. DAC内蔵タイプ

デジタル信号をアナログに変換する回路(DAC)が、アダプタ側に入っているもの。

  • ほぼすべての機種で動きます
  • 価格は千円台〜
  • 音質はアダプタの性能に依存します

2. パッシブタイプ(DACなし)

アダプタは配線を変えるだけで、変換はスマートフォン側のDACが行います

  • スマートフォン側がアナログ出力に対応していないと、音が出ません
  • 数百円と安い
  • 対応機種では、音質は本体の性能で決まります

安いアダプタを買って音が出ないというトラブルの大半が、これです。

どちらを買うか

手持ちの機種が対応しているか分からないなら、DAC内蔵タイプを選んでください。確実に動きます。

音質の話

DAC内蔵アダプタは、アダプタの品質がそのまま音質になります

  • 数百円の製品と、数千円の製品では差があります
  • ノイズが乗る、音量が取れないといった症状は、アダプタが原因のことがあります
  • インピーダンスの高いヘッドホンを鳴らすなら、出力に余裕のあるものが必要です

とはいえ、一般的なイヤホンで音楽を聴くだけなら、千円台の製品で十分なことがほとんどです。

充電しながら使えない問題

USB-Cポートが1つしかない機種では、イヤホンを挿すと充電できません

解決策は、

  • 充電ポート付きの変換アダプタを使う(2 in 1タイプ)
  • ワイヤレス充電を併用する(ワイヤレス充電の話
  • そもそもワイヤレスイヤホンにする

2 in 1タイプは、充電しながら音が出るかを商品ページで確認してください。製品によって挙動が違います。

USB-Cイヤホンという選択肢

変換アダプタを使わず、最初からUSB-C接続のイヤホンを買う方法もあります。

  • アダプタが不要でシンプル
  • ただし、3.5mm端子のある機器では使えません
  • PCやゲーム機との使い回しを考えるなら、3.5mm+変換のほうが柔軟です

PCで使う場合

PC側にもイヤホン端子がない機種が増えました。

  • USBのオーディオアダプタを使う
  • USB-Cハブに音声出力が付いているモデルもあります
  • モニターに音声出力があれば、そこから出す手もあります(ゲーム機をつなぐとき

会議で使うなら、マイクも通るかを確認してください。イヤホンマイクの4極プラグは、機器によって対応が違います。

ワイヤレスに寄せるという判断

有線を使い続けるより、用途で分けるほうが現実的な場合もあります。

  • 移動中・会議 → ワイヤレス(イヤホンの選び方
  • 遅延が問題になる作業 → 有線
  • 飛行機 → 3.5mmケーブルが付属するヘッドホンなら、両方に対応できます

有線と無線の両対応のヘッドホンを1つ持つと、変換アダプタの問題自体が減ります。

まとめ

  • DAC内蔵かパッシブかを確認する。分からないならDAC内蔵
  • 充電と同時に使いたいなら、2 in 1タイプ
  • 音が出ない原因の多くは、アダプタの種類
  • 用途によっては、有線・無線の両対応機が一番楽

音まわりの用語は音まわりの用語集にまとめました。