PoEは、コンセントの無い場所に機器を置くための仕組み

読みもの

LANケーブル1本で電気も送るPoE。PoEとPoE+の違い、給電の合計、必要な機器。

PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブル1本で、通信と一緒に電気も送る仕組みです。コンセントの無い天井や屋外に、機器を付けられるようになります。

よく使われる機器

  • 防犯カメラ(屋外、軒下)
  • Wi-Fiのアクセスポイント(天井、廊下)
  • IP電話

規格と電力

規格 1ポートの最大 使い道の例
PoE(802.3af) 15.4W 小さなカメラ、IP電話
PoE+(802.3at) 30W Wi-Fi 6/7のアクセスポイント
PoE++(802.3bt) 60〜90W 大型の機器

受け取る機器の必要な規格より、ハブの規格が下だと動きません。

給電の合計(パワーバジェット)

PoEのハブには、全部のポートで使える電気の合計があります。

製品 PoEポート 合計
TP-Link TL-SG1005LP 4 40W
NETGEAR GS305P 4 63W
TP-Link TL-SG1210P 8 63W
UGREEN CM742 8 60W

つなぐ機器の消費電力を足して、合計を超えないか確認してください。

PoEを使わない方法

機器が1〜2台なら、「PoEインジェクター」という小さな給電器を、ハブとの間に挟む方法もあります。

注意

  • 屋外にケーブルを通すなら、屋外用のLANケーブルと、雨の入らない配線が必要です
  • 壁の中にケーブルを通す工事は、専門の業者に頼むのが安全です

買わなくていい場合

  • カメラやアクセスポイントを、コンセントの近くに置ける
  • Wi-Fiで動くカメラで足りている
  • 家に有線のLANが通っていない

PoEは、機器の置き場所の自由度を上げる仕組みです。コンセントの位置で困っていないなら、普通のハブで足ります。