技適マーク・PSE・Qi認証。買う前に見る認証の話
安い製品を避ける基準として一番確実です。どのマークが何を保証しているかを整理しました。
「無名ブランドの安い製品は避けたほうがいい」とよく言われますが、判断の基準が曖昧だと選びようがありません。
認証マークの有無は、その数少ない客観的な基準です。
技適マーク(無線機器)
電波を出す機器に必要な認証です。Bluetooth、Wi-Fi、ワイヤレスマウス、スマートウォッチ、スマートホーム機器など。
- 技適マークのない無線機器を日本国内で使うことは、電波法に抵触します
- 商品ページに「技適マーク認証済み」「技適取得済み」と書かれているか確認する
- 本体か外箱、あるいは設定画面に表示されます
海外通販で買った機器や、並行輸入品では、技適を取得していないことがあります。国内正規流通品なら、まず取得されています。
PSEマーク(電気用品)
電気用品安全法に基づく表示です。コンセントに挿すものが対象になります。
- 充電器、ACアダプタ、電源タップ、モバイルバッテリー
- ひし形のPSEと、丸いPSEがあり、対象の区分が違う
- モバイルバッテリーは2019年からPSEの対象になりました
PSEマークのない充電器や電源タップは買わないでください。 発熱・発火に直結する分野で、ここを省いている製品は他も省いている可能性があります。
商品ページに「PSE技術基準適合」「PSE認証済」と書かれているかを見てください。
Qi / Qi2認証(ワイヤレス充電)
業界団体(WPC)による認証です。
- 認証を受けた製品どうしは、安全に相互接続できることが確認されています
- 非認証の製品は、発熱や充電の不具合が起きやすい
- Qi2は、マグネットによる位置合わせを標準に取り込んだ世代です(ワイヤレス充電の話)
USB-IF認証(USBケーブル・充電器)
USBの規格団体による認証です。必須ではありませんが、あれば表記と実態が合っている可能性が高くなります。
USB-Cケーブルは、見た目が同じで性能が3段階違う分野です。100Wを超える給電には識別チップ(eマーカー)が要ります(見分け方)。
認証以外に見るところ
認証は「最低限を満たしている」ことの証明であって、品質の保証ではありません。合わせて見るべき点があります。
販売元と出荷元
- メーカー直販かAmazonか、第三者か
- 正規流通品でないと、メーカー保証を受けられないことがあります
- 並行輸入品は、国内サポートの対象外になることがある
保証期間と窓口
- 何年保証か
- 日本語の窓口があるか
- 不良だったときの手続きが明示されているか(動き方)
安全装置の記載
- 充電器 → 過電流・過熱保護
- 電源タップ → 雷サージ、トラッキング防止、難燃素材
- 暖房器具 → 転倒オフスイッチ、サーモスタット
安い製品では、この記載が省かれていることがあります。 書いていないものは、入っていないと考えたほうが安全です。
リコール情報を見る習慣
認証を取った製品でも、不具合が見つかれば自主回収になります。特にモバイルバッテリーは、発熱や発火を理由とした回収が定期的に出ています。
- 買ったメーカーのお知らせページを、年に一度は見る
- 型番とロット番号で対象かどうかが決まる。本体のラベルを確認する
- 膨らんでいるものは、その時点で使用をやめる(扱い方)
まとめ:買う前の30秒チェック
- 無線機器なら技適の記載があるか
- コンセントに挿すものならPSEの記載があるか
- 販売元と出荷元を見る
- 保証期間と窓口を確認する
- 安全装置の記載があるか
この5つを見るだけで、避けるべき製品のほとんどは除外できます。
当サイトの製品ページでは、PSE適合や技適の記載がある場合は仕様欄に書いています。製品一覧から確認できます。
安さの理由が「型落ち」や「サイズが大きい」なら問題ありません。「認証や安全装置を省いている」なら、それは安さではなくリスクです(安物で十分なものと後悔するもの)。
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