端子とケーブルの互換性、早見表

読みもの

つながるか、映るか、速いか。買う前に確認する組み合わせをまとめました。

「挿さるのに動かない」が起きやすいのが、端子まわりです。

形が同じでも、中身が違うことがあります。組み合わせごとに整理します。

USB-C の3つの機能

USB-Cは形状の名前であって、機能の保証ではありません。同じ形で、次の3つが別々に決まります。

機能 何で決まるか
充電(W数) ケーブルのeマーカー、充電器、機器
データ転送(速度) ケーブルの規格(USB 2.0 / 3.2 / 4)
映像出力 PC側がDisplayPort Alt Modeに対応しているか

「240W対応」と書かれたケーブルでも、データはUSB 2.0相当のことがあります。用途で使い分けてください(ケーブルの見分け方)。

充電の組み合わせ

状況 結果
100W充電器 × 60Wケーブル 60Wで頭打ち
100W充電器 × 240Wケーブル × 65WのPC 65W(機器側の上限)
複数ポートに同時接続 出力が分配される
ハブ経由でPCに給電 ハブ自身の消費分が引かれる(100W→85W前後)

一番遅いところで決まります充電が速くならない理由)。

映像の組み合わせ

状況 結果
USB-C(DP Alt Mode非対応のポート) 映りません。ケーブルの問題ではありません
USB-C → HDMI変換 PC側がDP Alt Mode対応なら映る
ハブ経由で4Kモニター ハブの上限が4K30Hzなら30Hz
ハブで映像+高速転送を同時 帯域を分け合って、どちらかが落ちる
古いHDMIケーブルで4K/120Hz 出ないことがある

PCのマニュアルで、ポートごとの対応を確認してください。同じPCでもポートで違うことがあります(モニターのケーブル選びハブとドックの話)。

データ転送の組み合わせ

状況 結果
USB 3.2機器 × USB 2.0ケーブル USB 2.0の速度
USB 3.2機器 × USB 2.0ポート ポートの速度
ハブ経由 帯域を分け合う

**「充電できるのに、データが通らない」**場合は、ケーブルがほぼ確実に原因です。

端子の形と用途

端子 主な用途 注意
USB-C 充電、データ、映像 機能は形で決まらない
USB-A データ、充電(低出力) 最大20W前後
HDMI 映像+音声 バージョンで上限が変わる
DisplayPort 映像+音声(PC向け) ゲーム機にはほぼ付いていない
Mini HDMI / Micro HDMI 小型機器の映像 ケーブルの端子形状を確認
3.5mm 音声 USB-C機種では変換が要る(変換の話
RJ45 有線LAN ケーブルはCat5e以上

変換で済むもの・済まないもの

変換で済む

  • USB-A機器 → USB-Cポート(マウスのレシーバー、USBメモリ)
  • USB-C → HDMI(PCがDP Alt Mode対応なら)
  • USB-C → 3.5mm(DAC内蔵タイプなら確実)

変換で済まない

  • DP Alt Mode非対応のポートから映像を出す
  • USB 2.0のポートで、高速転送する
  • PCのポート速度を超える

機器側・PC側の仕様が上限なので、変換アダプタでは超えられません。

買う前の確認

  1. PCのポートの仕様(映像対応か、USBの世代か)
  2. ケーブルの対応W数とデータ速度
  3. ハブを挟むか(挟むなら上限を確認)
  4. 機器が要求するW数

この4つを確認すれば、「挿したのに動かない」はほぼ起きません。

症状が出たときの切り分けは機器が認識されないときの、切り分け手順に、用語は充電まわりの用語集にまとめました。