直して使うという選択肢
交換できる部品があるかどうかで、寿命が変わります。買う前に確認する話です。
ガジェットが壊れたとき、修理という選択肢が最初から無い製品が増えました。
一方で、部品を交換すれば数年延びるものもあります。買う前に、どこまで直せるかを見ておくと、結果的に安く済みます。
交換できると寿命が延びるもの
バッテリー
これが一番大きい要素です。
- 交換できる → 本体は数年長く使える
- メーカー修理で交換できる → 費用と期間を調べておく
- 交換できない → バッテリーの寿命が製品の寿命
ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、多くのワイヤレス機器は、交換できない前提です。2〜3年で再生時間が半減するのは正常な劣化です(バッテリーを長持ちさせる習慣)。
イヤーパッド・イヤーピース
ヘッドホンのイヤーパッドは、劣化して剥がれます。交換用が売られている製品なら、それで数年延びます。
イヤーピースも同じで、半年〜1年で交換する消耗品です(手入れと寿命)。
キーボードのキーキャップ・スイッチ
- キーキャップは洗える、交換できる製品があります
- **スイッチが交換できる(ホットスワップ対応)**キーボードなら、チャタリングが出ても直せます
マウスのソール・スイッチ
- ソール(底面の滑る部分)は消耗品で、交換用が売られています
- スイッチの交換は、はんだ付けが要ることが多く、一般向けではありません
モニターのスタンド
VESA対応なら、スタンドが壊れてもアームで使えます。逆に、VESA非対応だと詰みます(アームの選び方)。
フィルター類
空気清浄機、加湿器、掃除機。交換用が長く供給されるかが、そのまま製品の寿命になります。
買う前に確認すること
- 消耗品の型番と価格が公開されているか
- 交換部品がいつまで供給されるか
- バッテリー交換の可否と費用
- VESAなどの共通規格に対応しているか
共通規格に対応している製品は、周辺だけ交換して使い続けられます。 独自規格は、メーカーが供給をやめた時点で終わります。
修理に出すか、買い替えるか
目安は修理費が本体価格の半分を超えるかどうかです。
- 半分以下 → 修理を検討する価値がある
- 半分以上 → 買い替えたほうが、保証も新しくなる
ただし、思い入れのあるものや、同等品が手に入らないものは、この計算の外にあります。
自分で直す前に
- 分解すると、ほぼ確実に保証対象外になります。保証期間内なら、まずメーカーへ(不良だったときの動き方)
- バッテリーを自分で交換するのは危険です。リチウムイオン電池は、傷つけると発火します
- 電源まわりは触らない
「分解できる」と「分解していい」は別です。
長く使うための買い方
- 定番モデルを選ぶ。 消耗品と交換部品が長く供給されます
- 共通規格に対応したものを選ぶ(VESA、USB-C、標準的な電池サイズ)
- 保証期間の長い製品を選ぶ
- サポート窓口のあるブランドを選ぶ
これは節約の話でもあり、結果的に手間が減る話でもあります(3年使うつもりで選ぶ)。
使い切ったあと
直せなくなったら、手放します。
- バッテリー内蔵のものは、燃えないごみに出せません。回収ボックスへ
- モニターはメーカー回収の対象です
- 小型家電のリサイクル回収ボックスが、自治体や量販店にあります
詳しくは買い替えたあと、古いガジェットをどうするかにまとめました。
「壊れたら買い替える」は、選択肢の1つであって、唯一の道ではありません。 買う前に「どこまで直せるか」を見ておくと、同じ金額でも使える期間が変わります。
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