3年使うつもりで選ぶと、判断が変わる

読みもの

本体価格だけで比べると外します。消耗品、保証、手放すときまで足して考える話です。

ガジェットを買うとき、多くの人は本体価格で比べます。しかし実際にかかる金額は、それだけではありません。

3年使う前提で足し算すると、順位が変わることがあります。

足すもの

1. 消耗品

  • フィルター(空気清浄機、加湿器、掃除機)
  • 紙パック(自動ゴミ収集付きの掃除機)
  • イヤーピース(半年〜1年で交換)
  • イヤーパッド(ヘッドホン)
  • 電池(乾電池式の機器)

本体が安くても、消耗品が高いと3年で逆転します。買う前に、交換部品の価格と入手性を確認してください。

2. 電気代

熱を作る家電では、これが大きい。

  • スチーム式の加湿器(300W前後)と気化式(数十W)では、月単位で差が出ます
  • セラミックヒーターを1日3時間で、月3,000円台
  • 一方、デスク周りのガジェットは誤差の範囲です

ガジェットの電気代は、どこで効いてどこで効かないか

3. 追加で必要になるもの

  • モニターアーム → 天板の補強が要ることがある
  • スマート電球 → ブリッジが別売り
  • ワイヤレス充電器 → 電源アダプタが別売り
  • モバイルモニター → 保護ケース

「本体だけでは完結しない」製品は珍しくありません。総額で比べてください。

4. 壊れたときの手間と費用

  • 保証期間は何年か
  • 日本語の窓口があるか
  • 修理費はいくらか

同じ価格なら、保証が長いほうを選ぶ。ここは単純です(不良だったときの動き方)。

5. 手放すときの価値

  • 定番モデルは中古市場が大きく、売りやすい
  • マイナーなブランドや独自規格は、値が付きにくい
  • バッテリー内蔵機は、3年後にはほぼ価値が残りません

買うときに出口まで見ておくと、実質の負担が下がります(手放し方)。

3年で考えると変わる例

掃除機

  • 自動ゴミ収集ドック付き:本体は高いが、ゴミ捨てが月1回
  • ドックなし:本体は安いが、紙パックが不要

3年の紙パック代を足すと差が縮まります。逆に、ゴミ捨てが面倒で使わなくなるなら、ドック付きのほうが結果的に安い(掃除機の選び方)。

加湿器

  • スチーム式:電気代が高いが、フィルター不要
  • 気化式:電気代が安いが、フィルターの交換がある

使う時間によって、どちらが安いかが変わります(加湿器は方式で決まる)。

キーボード・マウス

3年間、毎日触ります。1日8時間×3年で考えると、数千円の差は1日あたり数円です。

ここは本体価格で比べるべきではない分野です(予算の配分)。

充電器・ケーブル

規格が共通で、性能差が小さい。条件を満たしていれば、安いものでいい

ただし、ケーブルは消耗品です。安物を毎年買い替えるより、耐久性のあるものを1本持つほうが3年では安いこともあります。

3年より短く考えるべきもの

すべてを3年で見る必要はありません。

  • バッテリー内蔵の小物(ワイヤレスイヤホン)→ 2〜3年で寿命
  • スマートフォン→ 買い替えサイクルが人によって違う
  • 規格の切り替わりが近いもの→ Wi-Fiやワイヤレス充電の規格

逆に、5年以上使えるものもあります。

  • モニターアーム、電源タップ(5年で交換)、デスク、有線の入力機器
  • ここは長く使う前提で選んだほうが得です

買う前の5つの質問

  1. 消耗品はあるか。 価格と入手性は
  2. 電気代は大きいか(熱を作るか)
  3. 追加で買うものはあるか
  4. 保証は何年で、窓口はあるか
  5. 3年後に売れるか、それとも処分か

この5つを30秒で確認するだけで、本体価格だけの比較より精度が上がります

今の価格が安いかどうかは、製品ごとの価格記録で確認できます。安いタイミングで、3年使えるものを買う。これが一番無駄が出ない買い方だと考えています。