スマートロックを付ける前に確認すること

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対応リストに載っていても付かない鍵があります。賃貸・ドア・電池・締め出しの4点を先に見てください。

スマートロックは、買ってから「うちのドアには付かない」と分かる事故が起きやすい製品です。原因の大半は鍵そのものではなく、サムターン周りの形状取り付け面の状態にあります。

注文ボタンを押す前に、玄関で確認できることを書いておきます。

1. サムターンの形と、周囲の余白

サムターンとは、室内側にあるつまみのことです。スマートロックはここを機械の力で回します。

見るのは3つです。

  • つまみの形。 棒状、円盤状、ボタン兼用など種類がある。メーカーの対応表は「錠前の型番」で書かれていることが多いが、実際に効くのはつまみの形状と高さ
  • つまみからドア面までの高さ。 低すぎると本体が干渉する。逆に高すぎると、付属アダプタでは届かない
  • 周囲の余白。 ドアノブや室内ドアガード、装飾プレートが近いと、本体の幅が入らない。特に縦長のプレートが付いた古い錠前は要注意

メーカーはたいてい採寸ガイドを公開しています。定規をあてて写真を撮っておくと、判断が早くなります。

2. 貼り付け面の材質

多くの製品は強力両面テープで固定します。ここで問題になるのが面の材質と凹凸です。

  • 平らな金属面 → 問題なし
  • 木目調の樹脂シートが貼られたドア → シートごと剥がれることがある。退去時にこれが一番痛い
  • 細かい凹凸のある塗装面、ザラついた面 → 接着面積が足りず、数か月で落ちる

樹脂シートのドアは、テープの粘着力よりシートの接着力のほうが弱いことがあります。剥がすときは温めてゆっくり、が基本です。

3. 賃貸なら「原状回復できるか」で選ぶ

賃貸で使う場合、判断基準は機能ではなく元に戻せるかどうかです。

  • 両面テープ固定のみの製品 → 基本的に原状回復できる。ただし前項のシート剥がれは自己責任
  • 既存のシリンダーごと交換する製品 → 元の鍵を保管しておけば戻せるが、契約上の可否は管理会社に確認が要る
  • ドアに穴を開ける製品 → 賃貸では選ばない

SwitchBot スマートロック プロのような後付け型は、既存の鍵に被せる方式なので、物理鍵はそのまま使えます。合鍵の管理を変えずに済むのは、同居人がいる場合に効きます。

スマートホーム

SwitchBot スマートロック プロ(指紋認証パッド付き)

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4. 電池が切れた日のことを決めておく

これが一番大事です。スマートロックは電池で動く機械なので、いつか止まります

止まったときの手段を、買う前に決めてください。

  • 物理鍵を持ち歩く。 一番確実。後付け型なら鍵穴は生きている
  • 電池残量の通知を受け取る。 アプリ通知を切っていると意味がないので、通知だけはオンにする
  • 外から給電できるか確認する。 外側のパッドから応急給電できる製品もあれば、できないものもある

加えて、オートロック設定は最初から入れないことをすすめます。ドアが閉まった数秒後に自動で施錠する機能は便利ですが、ゴミ出しや宅配の受け取りで、鍵を持たずに出た瞬間に締め出されます。使うなら、物理鍵を常時携帯する習慣ができてからです。

解錠方法は、増やすほど楽になる

本体だけでもスマホから解錠できますが、実際に毎日使うとスマホを出すのが面倒になります。ここで効くのが指紋や暗証番号のパッドです。

  • 指紋 → 荷物を持っていても片手で開く。一番使用頻度が高くなる
  • 暗証番号 → 家族や短期の来客に渡せる。指紋登録が要らない
  • 顔認証 → 両手がふさがっていても開く。顔認証パッドは屋外設置なので、防水等級と日差しの当たり方は見ておく
  • カード・タグ → 子どもや高齢の家族に渡しやすい

本体とパッドのセット品は、単体で買い足すより安いことが多いです。あとからパッドを足す前提なら、最初からセットのほうが総額は下がります。

遠隔で開けたいならハブが要る

「外出先から施錠を確認したい」「解錠履歴を見たい」場合、本体だけでは足りません。BluetoothではなくWi-Fi経由の通信が必要になるので、ハブを家に置く構成になります。

逆に、家にいるときだけ使うなら不要です。用途を先に決めてください。

買わなくていい場合

  • 鍵を無くしたことがなく、玄関で困っていない。 解決する問題がないなら、増えるのは電池交換の手間だけです
  • ドアが特殊な形状。 対応表に載っていない錠前を、アダプタの自作で無理に通すのは避けたほうがいいです。防犯機器は動かないときの損失が大きい分野です
  • 一人暮らしで、すぐ引っ越す予定がある。 取り付けと原状回復を短期間で2回やることになります

買い時

スマートロックは大型セールの常連です。本体単体とパッド付きセットで値引き幅が違うことがあり、セットのほうが結果的に安いケースもあります。本体だけ先に買って、あとからパッドを足すと割高になりやすいので、構成を決めてから価格を比べてください。

上位モデルとの差は、解錠速度・静音性・電池持ちに出ます。毎日何度も触るものなので、ここは数千円の差で満足度が変わる部分です。UltraProの価格差が縮まっているときは、上位を取るほうが後悔が少ないです。