外出先のWi-Fiを使うときに、気をつけること

読みもの

カフェ、ホテル、空港。繋ぐ前に確認する点と、接続を安定させる工夫です。

外出先で公衆Wi-Fiを使う場面は多いですが、家のWi-Fiとは条件が違います

安全面と実用面の両方を整理します。

繋ぐ前に確認すること

1. 正しいSSIDか

似た名前のネットワークが並んでいることがあります。店舗のものかどうか、案内を確認してください。

「Free_WiFi」のような一般的な名前は、誰でも作れます。

2. 暗号化されているか

  • 鍵のアイコンがない(オープンな)ネットワークは、通信が暗号化されていません
  • パスワードが必要でも、同じパスワードを全員が知っている場合、同じネットワーク内の端末からは見える可能性があります

3. 自動接続をオフにする

一度つないだネットワークに自動接続する設定は、外では切っておくほうが安全です。同じ名前のネットワークに、意図せずつながることがあります。

通信を守る方法

HTTPS(鍵マーク)を確認する

現在のサイトはほとんどHTTPSなので、通信自体は暗号化されています。ブラウザのアドレス欄を見てください。

VPNを使う

すべての通信をまとめて暗号化します。

  • スマートフォンやPCにVPNアプリを入れる
  • あるいは、VPN機能を持つトラベルルーターを経由する(GL-MT3000の例

VPNサービス自体は別途契約が必要です。機器を買えば自動的に守られるわけではありません。

テザリングを使う

自分のスマートフォンの回線を使うのが、一番シンプルで確実です。

  • データ容量を消費します
  • 大きなファイルのやり取りには向きません
  • 短時間の作業なら、これで十分なことが多い

やらないほうがいいこと

  • 公衆Wi-Fiで、金融機関や重要なサービスにログインする
  • ファイル共有をオンのままにする(端末の設定で「パブリックネットワーク」を選ぶ)
  • 証明書の警告を無視する

速度と安定性の話

安全面とは別に、実用的な問題もあります。

同時接続が多い

カフェや空港では、多数の人が同じ回線を使っています。時間帯によっては使い物になりません。

認証ページを通す必要がある

  • ブラウザを開くまで通信できないことがあります
  • 端末ごとに通す必要があります
  • トラベルルーターを挟むと、1回で済みます

5GHzが使えないことがある

古い設備では2.4GHzのみのことがあります。混雑して遅くなります(2.4GHzと5GHzの使い分け)。

ホテルでの工夫

  • 有線ポートがあるなら、そちらのほうが安定します
  • 部屋の場所によっては電波が弱い。トラベルルーターや、窓際・ドア側での使用で改善することがあります
  • 持ち込み機器の可否は、ホテルの規約を確認してください

会議や配信をするなら

途切れると困る作業では、公衆Wi-Fiに頼らないほうが安全です。

  • テザリングを併用する
  • 有線が使えるならそちらを使う
  • 事前に速度を測っておく

切り分けの手順はオンラインの遅延を減らす、順番のある対策にまとめました。

まとめ

  1. SSIDを確認する
  2. 自動接続をオフにする
  3. 重要な操作は、テザリングかVPN経由で
  4. ファイル共有をオフに
  5. 途切れると困る作業は、公衆Wi-Fiに頼らない

家のWi-Fiの設定はWi-Fiの設定で、最低限やっておくことにまとめています。