雷ガードは、どこまで守ってくれるか
雷サージ吸収素子の仕組みと限界。雷ガード付きタップ、UPS、コンセントを抜くことの違い。
電源タップの売り文句によく出てくる「雷ガード」。付いていれば安心、と思いがちですが、守れる範囲には限界があります。
雷サージとは
近くに雷が落ちると、電線や電話線を通って、一瞬だけ大きな電圧が家の中に入ってくることがあります。これが雷サージです。PCやテレビ、ルーターが壊れる原因になります。
雷ガードの仕組み
雷ガード付きのタップには、大きな電圧が来たときに電気を逃がす部品(バリスタなど)が入っています。この部品が、機器に届く電圧を抑えます。
限界
- 大きな雷サージは防げないことがある:部品の能力を超えると、機器まで届きます
- 一度大きなサージを受けると効果が落ちる:部品が劣化して、次の雷では守れないことがあります
- 電源以外の経路:LANケーブルや電話線、アンテナ線から入ってくるサージは、電源タップでは防げません
守り方の段階
| 方法 | 効果 |
|---|---|
| 雷ガード付きタップ | 小さなサージを防ぐ(エレコム T-KST02、SAYBOUR) |
| UPS | 停電と電圧の変動にも備える(UPSの選び方) |
| 雷の日はコンセントとLANを抜く | 一番確実 |
タップの替えどき
雷ガードの部品は、外から見ても劣化が分かりません。何年も使ったタップや、近くに大きな雷が落ちたあとのタップは、交換を考えてください。タップそのものの替えどきは電源タップは消耗品。選び方と、替えどきにあります。
買わなくていい場合(雷ガード付きにこだわらなくていい場合)
- つなぐのが充電器やデスクライトだけ
- すでにUPSを通している
- 雷の日にコンセントを抜く習慣がある
雷ガードは「付いていないよりは良い」保険です。高価な機器を守りたいなら、雷ガードだけに頼らず、雷の予報が出たらプラグを抜くのが一番確実です。
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