モニターのパネルはIPS・VA・有機EL、何が違うのか

読みもの

色の見え方、黒の深さ、残像、焼き付き。用途ごとに向いているパネルの選び方。

モニターの仕様には「IPS」「VA」「有機EL(OLED)」といったパネルの種類が書かれています。同じ解像度でも、パネルで見え方が変わります。

3つのパネル

パネル 得意 苦手
IPS 色が正確、斜めから見ても色が変わりにくい 黒が少し白っぽい
VA 黒が深く、コントラストが高い 斜めから見ると色が変わる、暗い場面の速い動きで残像
有機EL 黒が完全に黒い、応答が速い 価格が高い、焼き付き、明るさの上限

「Fast IPS」は、IPSの応答速度を速くしたもので、ゲーミングモニターによく使われます。

用途で選ぶ

用途 向いているパネル 例
仕事、写真 IPS Dell SE2426H
映画、暗いゲーム VA PHILIPS 27M2N3500NL、Amzfast 34インチ
対戦ゲーム Fast IPS KTC H27T6、REGZA RM-G276N
映像の質を最優先 有機EL ―

有機ELの焼き付き

有機ELは、同じ画面を長く表示し続けると、その跡が残ることがあります。タスクバーや、ゲームの固定の表示が多い使い方では注意が必要です。対策は有機ELモニターの焼き付きと、対策に書きました。

表面の仕上げ

  • 非光沢(ノングレア):照明や窓の映り込みが少ない。仕事向き
  • 光沢(グレア):色が鮮やかに見える。映り込みが多い

数字より実物

パネルの違いは、仕様表の数字より、実物を見たほうが分かります。家電量販店で、同じ画像を並べて見比べられると判断しやすくなります。

買わなくていい場合(パネルの種類にこだわらなくていい場合)

  • 文章と表計算が中心
  • 斜めから見ることがない
  • 予算を優先したい

モニター選び全体はモニターの選び方:サイズと解像度の組み合わせで決まるとHDRと色域にまとめています。