HDDのCMRとSMR、気にするべき人

読みもの

HDDの記録方式の違いと、テレビ録画・NAS・バックアップで起きること。製品の見分け方。

HDDには、データを書き込む方式としてCMRとSMRがあります。ふつうに使っていると意識することはありませんが、使い方によっては差が出ます。

違い

方式 仕組み 特徴
CMR 記録の帯を重ねずに並べる 書き込みの速さが安定している
SMR 記録の帯を屋根瓦のように一部重ねる 同じ大きさで多く記録できる。大量の書き込みが続くと遅くなることがある

SMRは、書き込むときに、重なった隣の帯を書き直す作業が発生します。少しずつ書く分には問題ありませんが、大量の書き込みが続くと、この作業が追いつかなくなって遅くなることがあります。

差が出る使い方

  • テレビで複数の番組を同時に録画する
  • NASでRAIDを組む、組み直す
  • 大容量のバックアップを一気に書き込む

差が出にくい使い方

  • PCのファイルを時々コピーする
  • 写真や書類を少しずつ保存する
  • 読み出しが中心

見分け方

外付けHDDは、中身のHDDがCMRかSMRかを書いていない製品が多くあります。

  • 「CMR採用」と明記している製品を選ぶ(バッファロー HD-ACD4U3など)
  • NAS用のHDDは、多くがCMRです
  • 分からないときは、メーカーのサポートに問い合わせる

録画の注意

テレビ録画用のHDDは、方式より先に、テレビの対応機器に入っているかを確認してください。また、テレビに登録したHDDは、そのテレビでしか再生できません。録画用の選び方はテレビ録画用のHDDを選ぶに書きました。

買わなくていい場合(CMRにこだわらなくていい場合)

  • PCのバックアップを週に1回取る程度
  • 録画は1番組ずつ
  • 価格を最優先したい

CMRとSMRの違いは、使い方次第では気にしなくてよい話です。同時録画やNASのように、書き込みが続く使い方をする人だけ、CMRを選んでおけば十分です。